ママが笑顔ならこどもは幸せ!哲学カフェを通して自分と向き合うお手伝いがしたいー増田明美さん

インタビュー

​​「こどもが輝く未来をつくる」そのために、「あなたの情熱を温めなおす」をビジョンに持ち、家事育児に奮闘しながら自身の哲学カフェなどの活動もされている行動力抜群の増田明美さん。自分の苦しみから逃げずに、根気強く向き合った経験から、同じように苦しむ人がフラットに話せるThird Place(サードプレイス)をつくりたいという素敵な夢を語ってくれました!ぜひご覧ください。

明美さんの1日の時間割

6:30 起床・子供の身支度

8:00 送り出し

9:00 自宅で仕事開始

10:00 セッション(カウンセリング・コーチング・宿命鑑定等)

12:00 昼食

13:00 セッションや哲学カフェ

16:00 買い物

17:00 お迎え

18:00 夕食

20:00 入浴

21:30 子供の寝かしつけ・自分のプライベートタイム

24:00 就寝

哲学カフェで「自分と向き合う」きっかけを作りたい

家事育児もしながら、ご自身でお仕事もされているのですね!その中でも「哲学カフェ」というのを初めて聞いたのですが、どんな活動なのですか?

哲学カフェは大人向けにもやっていますが、こども向けにはP4C(Phirosophy for Children) と言って、こどもの考える力を育むワークショップです。

問いを決め、ディスカッションして、考える力を養うことができるプログラムになっています。

問いは例えば、「良い子ってなあに?」「人を好きになるってなあに?」など身近なものから、「どうしたら戦争はなくなるの?」というように幅広く設定できます。

こども自身が問いを決めて、ディスカッションをしていくのですね!学校教育にはない取り組みで、現代に求められる考える力が身につきそうです。どうして哲学カフェをやろうと思ったのですか?

私は「こどもが輝く未来をつくる」ということを自分のビジョンにしています。

ママが自分のこどもがより良く育ってほしいと願い、すごく頑張って家庭環境をよくしたとしても、学校や友達など社会の影響を大きく受けるので、一人でできることは限られていると思うのです。

こども同士や、孫育てをしている世代など、多世代が交じり会える場所があれば、社会として健全な発育をサポートできるのではないかと思い、哲学カフェなどの活動を通してそのような場づくりをしていきたいと思っています。

たしかにママ一人でできることは限界がありますよね。

子育て中に、親も学んだり成長するのはもちろん大事なのですが、とにかく親は忙しいですよね。

こどもへの教育で親が学ぶ講座などもありますが、それだと親がインプットしても忙しくてアウトプットできないことも多々あると思います。

そこで私のような第三者が直接こどもと接点を持ち、こどもと一緒に考えることで、親が無理に頑張らなくてもこどもの学びが深められるのではと考えました。

また、日常生活での利害関係が薄いからこそ話せることもあると思うので、私がこどもと親のThird Placeになれたら、どちらにも心が軽くなるサポートができるのではと思っています。

出産後の悩みが今の活動の原点に

素敵ですね!明美さんご自身にどんな経験があって、その想いに至ったのですか?

娘を出産してから、仕事や家庭のことで深く悩みました。でもその悩みを同じ地域のママ友などには話せないので、第三者に相談できず、母にしか相談できませんでした。

母にとっても重荷だった思うし、私も第三者の客観的な視点で話ができる場所がほしいと思っていました。

そこで自分自身が第三者として、客観的にその人の本質に寄り添うサポートができればと思ったんです。

ご自身で苦しんだ経験から、自分がほしかった存在になろうと決められたのですね。

はい。私は長女でかつ初孫で、いろんな人の期待を背負って周りの人が喜ぶことを選択して生きてきました。

パートナーシップにおいても、「夫が喜ぶことはなんだろう」と考えるけど、その源泉は「嫌われたくない」「大事にしてほしい」という想いだということに気づいたんです。

それから自分を取り戻すことを少しずつやってきました。

相手は鏡なので、自分のあり方を相手が反映しています。相手という鏡と向き合うことは、自分の内側と向き合うことと同じです。

でも自分の内側に一人で向き合うことは本当に苦しいし、近しい人だけに頼るのはお互いにとってよくないので、頼れる第三者に相談してほしいなと思います。

毎日に必死のママへのエール

ご自身と深く向き合われてきた姿勢にとても感銘を受けました。最後に、過去の明美さんと同じような経験をしているママに一言エールをお願いします。

子育て真っ最中の方は本当に忙しいと思います。私自身も毎日を過ごすことで必死でした。

もがいて、苦しんで、今感じていることは、究極「お母さんが笑顔ならこどもは幸せ」ということです。表面的な笑顔をつくろっても、こどもにはわかってしまう。

ママが自分と向き合っていることが、子育てにとってすごく良い影響があって、大事なことだというのを知っていただきたいです。

今後、こどもや親向けのイベントも企画していく予定なので、「自分のことを知るのって楽しそう」と思ってくださった方は、ぜひご参加いただき一緒に探求できたら嬉しいです。

つながりややすらぎを日常で感じられる関係性を一緒につくっていきましょう!

 

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